函館湯の川温泉 海と灯/ヒューイットリゾートの開業にあたり、世界的に活躍される書家、金澤翔子さんにホテル名を揮毫いただきました。

金澤さんは、国内外で開催する個展・講演会と並行して、天皇陛下の御製の揮毫や、伊勢神宮をはじめ名だたる神社仏閣での奉納揮毫、東京オリンピック・パラリンピックをイメージした「東京2020公式アートポスター」を手掛けるなど、多方面において精力的な活動を続けられています。東日本大震災の惨状に心を痛め、その行き場のない思いを込めた「共に生きる」という書は、多くの人々に希望を与え、震災から時を経た今でも日本各地多くの場所で掲示され親しまれています。
金澤さんの作品づくりの原動力は「みんなに喜んで欲しい」という願い。他者の喜びを願う純粋な心から生まれるエネルギーは、書を通じて人々の心を刺激し、イメージをかき立て、中には涙する人さえいます。
金澤さんの書の師でもある、母・泰子さんが「いつも通り、翔子らしい作品」とおっしゃる通り、今回揮毫いただいた作品も力強くありながらのびやかでゆらぎのある線が特徴的で、束の間対峙していると金澤さんの願いが伝わってくるようです。

温泉が大好きだという金澤さん。
「皆さんに元気と笑顔でハッピーになって欲しいです。」とコメントをいただきました。
金澤さんに揮毫いただいた書は、ロビーフロアに展示しています。
ご来館の際はぜひ足をとめ、金澤さんの思いを感じていただければ幸いです。

金澤翔子 プロフィール

東京都出身。書家。5歳から書家である母に師事し書を始める。全国の名だたる神社仏閣で奉納揮毫や個展を開催。ローマ教皇庁(バチカン市国)に大作「祈」を寄贈。天皇陛下御製謹書。皇后陛下御歌謹書。東京2020公式アートポスター制作アーティスト就任。 NHK大河ドラマ「平清盛」題字担当や国連本部での日本代表スピーチなど活動は多岐に渡る。国外ではニューヨークをはじめ世界各地で多数の個展を開催。これまでに延べ200万人が金澤の書にふれ、年間10万人以上が個展に訪れる。
東日本大震災後に発表した自身代表作「共に生きる」を合言葉に、被災地への応援や障害者支援など共生社会実現に向けた活動にも継続的に取り組んでいる。紺綬褒章受章。文部科学省スぺシャルサポート大使。
HPはこちら:https://www.k-shoko.org/